
悩む人朝キレイにメイクしたのに、昼すぎには目の下がパンダみたいになってるし、眉尻は消えてるし…。
どうすればメイク崩れを防げるのか教えて欲しい。
この記事では、夏になると起こるベースメイクのよれ・パンダ目・眉尻が消えやすいと悩む方に向けて、ヘアメイクアップアーティストがプロの視点から原因と対策をくわしく解説しています。
- 夏にメイクが崩れやすくなる理由(汗・皮脂とコスメの関係)
- パウダー系コスメがメイク崩れ防止に効果的な理由
- フェイスパウダーを使った、小鼻・目の下・眉尻のピンポイントの崩れ防止テクニック
- ウォータープルーフ&スマッジプルーフ処方のアイライナー・マスカラの選び方
- 日中のメイク直しに役立つアイテムと正しい使い方
このブログを書いている私は、ヘア&エアブラシメイクアップアーティストです。
大阪府生まれ。
TONY TANAKA BEAUTY SCHOOL卒業後、ヘアメイク事務所を経て、2015年に独立。
ヘアメイク歴23年。
これまでに、ブライダルヘアメイクを中心に、
CMなどのメディア撮影や各種現場でのヘアメイクを担当してきました。
ACA エアブラシメイクアップ ディプロマ取得。
現在は、現場で培った知識と経験を活かし、
スキンケア・コスメ・ヘアケア・ヘアスタイリングに関する情報を発信しています。
ヘアメイクアップアーティストとしてのくわしい活動内容は、公式ホームページをご覧ください。


この記事を読むことで、朝のメイクが1日中崩れにくくなる仕組みとプロがじっさいに現場で使っているテクニックやコスメを知ることができ、真夏でも自信を持ってメイクを楽しめるようになります。
夏のメイク崩れを防ぐプロの対策|パウダーコスメ&ウォータープルーフ処方で一日中キレイをキープ


暖かくなるにつれて湿度も上がりますが、気になるのがメイク崩れ。
汗や皮脂が出やすくなるため、
- ベースメイクのよれ
- 目の下が黒くにじむ
- 眉尻が消える
という悩みが増えます。
これらを解決するのにオススメなのが、パウダー系コスメです。
- フェイスパウダー
- パウダーチーク
- パウダーハイライト
また、アイメイクと眉尻の消失対策にオススメなのが、
- ウォータープルーフ処方
- スマッジプルーフ処方
のライナーやマスカラです。
メイク崩れを防ぐのになぜパウダー系コスメが有効なのか?


ベースメイクのよれや崩れを防ぐのに有効なのが、「パウダー系のコスメ」です。
コスメには主成分として、水・油・粉の3種類がふくまれています。
ファンデーションで例えると、
- リキッドファンデーション:主成分として水が多くふくまれている
- クリームファンデーション:主成分として油分が多くふくまれている
- パウダーファンデーション:主成分として粉が多くふくまれている
となります。
気温と湿度が上がると、体温調節のため汗が出ます。
汗は体の水分がにじみ出てくる生理現象ですが、人の体には水分が欠かせないため、肌から水分が蒸発することを防ごうと皮脂がたくさん分泌されます。
暑い時期にメイクがとても崩れやすくなるのは、このことが理由です。
そのため、使うベースメイク用コスメに水や油分が多くふくまれていると、汗や皮脂と混ざりやすく、よりメイクが崩れやすくなります。
そこで有効なのが、水と油分を吸着する性質をもつ「粉」を主成分としたコスメを使うということです。
パウダーファンデーションではなく「フェイスパウダーを部分使い」するのがオススメ


水や油分を吸着する効果の高いファンデーションは「パウダーファンデーション」ですが、パウダーファンデーションでベースメイクをすべて仕上げると、
というデメリットがあります。
今は濡れたような質感のベース作りが流行っていることもあり、その真逆の仕上がりになるパウダーファンデーションは敬遠されがち。
そこで私がオススメするのは、
・部分的にフェイスパウダーを使う
・パウダー系のチークやハイライトを使う
ことです。
フェイスパウダーは「粉100%」だからこそ崩れ防止に最強


フェイスパウダーの一番の特徴は、粉100%でできていることです。
そのため、
という効果があります。
粉100%なので、お顔全体に使うと粉っぽい仕上がりなります。
そこでオススメなのが、メイク崩れを起こしたくない場所にだけピンポイントで使う方法です。
アイシャドウブラシを使えば細部まで密着|フェイスパウダーの部分的な使い方


メイク崩れを防ぎたい箇所は、
・小鼻
・目の下
・眉尻
が代表的です。
フェイスパウダーは通常、パフを使って肌全体に使います。
ですがそうすると、目の下や小鼻のキワなどの細かい部分は使いづらく、しっかり定着させることができません。
そこでオススメなのは、アイシャドウブラシにフェイスパウダーを取って使うこと。
アイシャドウブラシは、100均のものでかまいません。
【フェイスパウダーの部分的な使い方】
アイシャドウブラシの先端にフェイスパウダーを少し多めに取ります。
フェイスパウダーを小鼻や目の下・眉にしっかり付けます。
アイシャドウブラシを使うことで、目の下のまつげや小鼻のキワまでしっかり付けることができます。
フェイスブラシや使っていないチークブラシでフェイスパウダーをしっかり払います。
フェイスブラシやチークブラシも100均のものでかまいません。
フェイスパウダーを払った後、触るとサラサラしていること。
これが、しっかり定着しているかどうかのサインです。
また、フェイスパウダーにはさまざまな色がありますが、使った後に透明になる「クリア」(もしくはカラーレス)と表記されているものがオススメです。
チーク&ハイライトもパウダー系にシフト


チークやハイライトも肌に広範囲に使うため、パウダー系のものにシフトするのがオススメです。
20~30代前半の方であればハイライトにふくまれるツヤ感だけでじゅうぶんですが、アラフォー世代以上の方は皮脂が少しずつ出にくくなるため、チークに細かいパールがふくまれているものを使うのがオススメです。
リキッドファンデーションで仕上げたベースメイクの上にパール系のハイライトやチークをのせるときは、ブラシに力を入れず、肌にのせた状態で力を抜いてブラシを滑らせることがキレイに仕上げるコツです。
リキッドファンデーションでしっとりした肌に仕上がっているため、力を入れてチークやハイライトを付けると、厚ぼったく発色が強くなってしまうためです。
アイメイクのにじみ・眉尻消失対策|ウォータープルーフ+スマッジプルーフの両方が必須


目の下が黒くにじんだり眉尻がうすくなってしまうのは、皮脂とコスメにふくまれている油分が混ざることが原因です。
そこでアイライナーやマスカラは、ウォータープルーフとスマッジプルーフの両方が処方されているものがオススメです。
これらのちがいは、次のとおりです。
- ウォータープルーフ:汗や涙などの水分に強い
- スマッジプルーフ:皮脂などの油分に強い
現在はこの両方を兼ね備えたアイライナーやマスカラが増えているので、購入前に処方を確認して選んでみてください。
眉尻消失対策には「リキッドアイブロウライナー」が最強


眉尻がうすくなることを防ぐのに有効なコスメが、リキッドアイブロウライナーです。



リキッドのアイブロウライナーって発色が強く、使うのもむずかしそう…
と思う方は多いですが、じつは発色がとても淡く、眉尻を描いてもとても自然な仕上がりになります。


眉尻のみリキッドアイブロウを使用。
とても自然な発色に仕上がります。
私自身、長時間の撮影やブライダルヘアメイクでもかならず使用していますが、最後まで眉尻がしっかり残るので、現場に必ず持って行くコスメのひとつです。
眉用のリキッドライナーは、揮発性が高く色が肌にしっかり定着する成分が配合されているため、汗や皮脂に強い仕組みになっています。
日中のメイク直しにはプレストパウダー&パウダーファンデーションを活用


朝からしっかりメイク崩れ対策をしても、真夏の暑さではメイク崩れが気になるもの。
日中のメイク崩れのお直しに便利なのが、
・プレストパウダー
・パウダーファンデーション
です。
プレストパウダーは、フェイスパウダーを圧縮して固めたもの。
そのためカバー力はありませんが、とても自然にベースメイクを直すことができ、ファンデーションの上に重ねても厚塗りになることはありません。
一方パウダーファンデーションは、カバー力があります。
目の形状やまつ毛の長さ・生え方などによっては、時間が経つと目の下が黒くにじんでしまう場合があります。
そのようなときは、綿棒やファンデーションに付属のスポンジでにじんだ部分をぬぐい取り、パウダーファンデーションをうすく叩くようにしてなじませるとキレイに修正できます。
どちらもコンパクトなのでポーチに入れて持ち歩きやすく、1つ入れておくと安心です。
まとめ|夏のメイク崩れ対策はパウダーコスメとウォータープルーフ処方で乗り越えよう


汗や皮脂によるメイク崩れを防ぐには、パウダー系のコスメとウォータープルーフ・スマッジプルーフ処方のアイライナーやマスカラを使うのがオススメです。
パウダー系チークやハイライトはみずみずしいツヤ感を出すことはできませんが、肌の内側から発光するような自然な血色感やツヤ感を演出することができます。
また、時間とともに出てくる汗や皮脂を吸着してくれるので、真夏の暑さでもしっかりメイク感を残すことができます。
そしてメイク崩れを防ぐ一番の要となるのが、フェイスパウダーを部分的に使うこと。
リキッドファンデーションのしっとりした質感を肌に残したまま、小鼻・目の下などのメイク崩れや眉尻がうすくなることを防ぐことができます。
アイメイクのにじみ対策として有効なのは、ウォータープルーフ・スマッジプルーフ処方のアイライナーやマスカラを使うこと。
手ごろな価格帯のコスメにも、これらの効果をふくむものが多く販売されています。
また、眉尻がうすくなることを防ぐには、リキッドのアイブロウライナーを使うのがオススメ。
揮発性が高く肌にしっかり定着する成分が配合されているため、1日中眉の印象をしっかりキープすることができます。
年々夏の暑さは、記録を更新するほど高くなっています。
そのため、汗や皮脂によるメイク崩れは避けては通れません。
上手くコスメを活用して、メイク崩れを防ぎながら夏のオシャレを思いきり楽しんでくださいね。

