
悩む人メイクブラシ、最後にちゃんと洗ったのいつだったかな…。
汚れているのはうすうす分かってるけど、正しい洗い方も面倒な手間も気になって、つい後回しにしちゃうのよね。
この記事は、メイクブラシのお手入れに苦手意識がある方や正しい洗浄方法が分からず自己流で済ませてしまっている方に向けて、日常でできる簡単な拭き取りケアから数週間に一度の本格的なディープ洗浄まで、具体的な手順とその理由を段階的に専門的で分かりやすく解説しています。
- メイクブラシを洗わずに使い続けることで起こりうる肌トラブルと、メイクの仕上がりへの影響
- ブラシの種類(リキッド用・目元用・パウダー用)ごとに見る、お手入れの頻度目安
- MACブラシクレンザーとキッチンペーパーを使った、日常の簡単な拭き取り洗浄の手順
- 中性洗剤とぬるま湯を使った、月1〜2回のディープ洗浄の正しいやり方と乾かし方のコツ
- メイクスポンジ・パフの洗い方と、ブラシ・スポンジの買い替えサイン
このブログを書いている私は、ヘア&エアブラシメイクアップアーティストです。
大阪府生まれ。
専門学校卒業後、ヘアメイク事務所を経て、2015年に独立。
ヘアメイク歴23年。
これまでに、ブライダルヘアメイクを中心に、
CMなどのメディア撮影や各種現場でのヘアメイクを担当してきました。
ACA エアブラシメイクアップ ディプロマ取得。
現在は、現場で培った知識と経験を活かし、
スキンケア・コスメ・ヘアケア・ヘアスタイリングに関する情報を発信しています。
ヘアメイクアップアーティストとしてのくわしい活動内容は、公式ホームページをご覧ください。


この記事を読むことで、これまでなんとなく後回しにしていたメイクブラシやスポンジのお手入れについて、日常のスポット洗浄と定期的なディープ洗浄のちがい・正しい手順が理解できるようになります。
また、あなたのメイクブラシの使用頻度やライフスタイルに合わせて、無理なく続けられるお手入れの習慣を取り入れられるようになります。
メイクブラシは「日常の拭き取り」と「定期的な水洗い」の2つの方法で清潔に保てる


メイクブラシの洗い方の結論は、ブラシクレンザーを使った日常の拭き取り洗浄と、中性洗剤とぬるま湯を使った数週間に一度のディープ洗浄です。
この2つを組み合わせることで、特別な手間をかけずにブラシを清潔な状態にしやすくなります。
なぜこの2段階の洗い方が必要なのか、そしてそれぞれ具体的にどう行えばよいのかを、以下で理由と手順についてくわしく解説していきます。
なぜ2段階の洗い方が必要なのか
メイクブラシは使用するたびにコスメの油分だけでなく、肌の皮脂や汗、古い角質、空気中のホコリなども吸着しています。
これらが混ざり合った状態で放置されると、ブラシの毛の中で雑菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。
洗っていないメイクブラシを使い続けると、皮脂や汚れといっしょに雑菌をふたたび肌に塗り重ねることになり、肌の炎症や吹き出物の悪化、目元用ブラシからの感染リスクなどにつながる可能性があると指摘されています。
化粧品自体には防腐剤がふくまれていることが多い一方で、ブラシの毛そのものには防腐効果がないため、道具自体を清潔に保つ工夫が欠かせません。
また、汚れが蓄積したブラシはパウダーを均一にふくみにくくなり、ファンデーションやチークのムラ、アイシャドウの発色の低下、毛先の硬化による肌あたりの悪化といった、メイクの仕上がりそのものへの影響も生じやすくなります。
一方で、「毎回きちんと水洗いして乾かす」となると時間的な負担や乾くまでメイクブラシを使えなくなるため、続けること自体が難しくなってしまいます。
だからこそ日常のスピーディーな拭き取りと、数週間に一度のしっかりした水洗いを役割分担させる洗い方が、無理なく清潔さを保つための方法として理にかなっています。
洗浄頻度の目安
お手入れの頻度は、ブラシの種類によっても異なります。
一般的な目安として「7〜10日に1回」の洗浄がオススメと言われていますが、用途別に見ると、より具体的な目安が分かりやすくなります。
- ファンデーション・コンシーラー用ブラシ: 週1回ていど。
油分が多く雑菌が繁殖しやすいため、比較的高頻度なお手入れが望まれます。 - 目元用ブラシ(アイシャドウ、アイライナーなど): 2週間に1回ていど。
粘膜に近いデリケートな部位に使用するため、定期的な洗浄が求められます。 - パウダー用ブラシ(フェイスパウダー、チークなど): 月1回〜数週間に1回ていど。
粉状のコスメは比較的油分が少ないものの、定期的なお手入れは必要です。
日数だけで一律に判断するのではなく、「筆先の汚れが目立ってきた」ときや「粉のふくみが悪くなってきた」ときを合わせて確認すると、より判断がしやすくなります。
まずは「拭き取り」から始めてみる
つまり、メイクブラシのお手入れは、毎回水洗いをする必要はありません。
ブラシクレンザーを使った日常の拭き取り洗浄を基本の習慣にし、数週間に一度、中性洗剤とぬるま湯を使ったディープ洗浄を組み合わせることが、清潔さと続けやすさを両立させる理想的な方法です。
次の章から、それぞれの具体的な手順を見ていきましょう。
MAC|ブラシクレンザーの特徴とメリット


日々の忙しい生活の中で、毎回ブラシを水洗いして乾かすのは時間がかかります。
そこで活躍するのが、拭き取りタイプの手軽な洗浄剤「ブラシクレンザー」です。
私は5年前から「MAC|ブラシクレンザー」を愛用しています。
ブラシクレンザーの使い方として、このクレンザーを例に特徴や洗い方をご紹介します。
水不要・速乾で使えるスピーディーな汚れ落とし
MAC|ブラシクレンザーの特徴は、水で洗い流す必要がなく、半日ほどで乾く速乾性にあります。
洗浄後に何日も乾燥させる必要がないため、メイク直後の日常的なお手入れや、同じブラシで別のカラーを使用したい時の「色変え」にも活用しやすいクレンザーです。
(235ml・税込¥2,970)
\ メイク直後のブラシ洗いがぐっと楽になります /
使用するさいの注意点(アルコール成分について)
MACのブラシクレンザーには、変性アルコールやイソプロパノールといったアルコール系成分がふくまれています。
そのため、以下の点を踏まえて使うことをおすすめします。
- 日常の「スポット洗浄」用として使う:毎日の使用後やアイシャドウなどの色移りを防ぎたいときの簡易お手入れに向いています。
- 天然毛ブラシへの過度な使用は避ける:アルコール成分は速乾性に優れる反面、毛根の接着剤や繊細な天然毛の水分・油分を奪いやすいため、ふくませすぎには注意が必要です。
- 「水洗い」の完全な代用にはならない:拭き取り用のクレンザーは表面の汚れを落とすのには向いていますが、毛の奥に詰まった汚れを落とすためには、定期的な水洗い(ディープ洗浄)と組み合わせることが大切です。


- 水洗い不要・速乾性があり、忙しい時でもすぐお手入れができる
- 拭き取るだけで色移りを防げるため、同じブラシでの色変えにも使いやすい
- プロの現場でも使われている実績があり、初めてブラシクレンザーを選ぶ方でも選びやすい
- 235mlとまとまった容量で、日常使いでも長く使いやすい
- 変性アルコールなどの成分を含むため、天然毛ブラシへの頻繁な使用や毛の乾燥には注意が必要
- あくまで表面の拭き取りが中心のため毛の奥に入り込んだ汚れまでは落としきれず、定期的な水洗いと併用する必要がある
- プチプラのクリーナーと比べると、価格はやや高め
MAC|ブラシクレンザーを使った日常の洗い方(スポット洗浄)


ブラシクレンザーを使う拭き取り洗浄には、一般的にティッシュやタオルが使われることもありますが、オススメは「キッチンペーパー」です。
ティッシュペーパーは水分をふくむと破れやすく、繊維がブラシの毛に付着しやすいという難点があります。
また、タオルは洗濯の手間が発生します。
その点、厚手で丈夫なキッチンペーパーであれば、破れにくくしっかり汚れを吸い取れるうえ、使い捨てにできるため衛生的です。
準備するものと洗い方
- ブラシクレンザー(今回はMAC|ブラシクレンザーを使用します。)
- キッチンペーパー(数枚 / ティッシュやタオルでも構いません)
- お手入れしたいメイクブラシ
キッチンペーパーを敷く
平らなテーブルの上に、清潔なキッチンペーパーを広げます。
私は折りたたんだ方がより頑丈になるので、四つ折りにしています。
クレンザーを染みこませる
キッチンペーパーの一部に、ブラシクレンザーを直接少量ふくませます。
ブラシの表面を優しくすべらせる
ブラシの毛先をクレンザーをふくませた部分に当て、円を描くように優しく動かします。
色が出なくなるまで繰り返す
キッチンペーパーに化粧品の色がつかなくなるまで、場所を変えながら優しく拭き取ります。


自然乾燥させる
拭き取り後は、風通しの良い場所で半日~1日、自然乾燥させます。
速乾性があるため何日も乾かさなくても、ふたたび使用できる状態になります。
メイクブラシの毛を傷めないためのポイント
拭き取りのさいは、ブラシの根本に液をふくませすぎないよう注意してください。
金具の内部まで液体が深く染みこむと内部の接着剤が劣化し、抜け毛の原因になることがあります。
また、強くこすり付けると毛先が傷む原因になりやすいため、力加減はつねに優しく行うことがポイントです。
中性洗剤とぬるま湯を使った定期的なディープ洗浄


日常的な拭き取り洗浄を行っていても、数週間に一度は水と洗剤を使った「ディープ洗浄」を行い、毛の奥に蓄積した汚れを洗い流すことが大切です。
洗剤の選び方と洗い方
ディープ洗浄には、刺激の強すぎる洗剤や香料・染料が強く残るものは避け、肌や毛に優しいものを選びます。
低刺激の中性洗剤やベビーシャンプーなどが向いています。
私自身は、低刺激で洗浄力にも安定感のある「カウブランド|さらさらケアシャンプー」をディープ洗浄に活用しています。
ベビーシャンプーとしても使えるように作られているため、肌や頭皮への刺激が少なく、使いやすいと感じています。
\ 用感の詳細は、別記事でもご紹介しています/


毛先だけをぬるま湯でぬらす
柄や金具の根元まで水につけないよう注意しながら、ブラシの毛先部分だけをぬらします。
洗剤をなじませて洗う
手のひらに少量の中性洗剤を取り、濡らした毛先を手のひらで円を描くように動かして泡立てます。
毛の流れに沿って、根元から毛先に向かって優しく押し出すように汚れをもみ出します。
ていねいにすすぐ
ぬるま湯の流水で泡と汚れをしっかり洗い流します。
泡が出なくなり、流れる水が透明になるまで十分にすすぎます。
水気を切る
指先で毛先を優しく押さえるか、清潔なキッチンペーパーやタオルで包み、水分をしっかり吸収させます。
柄をぬらさない・つけ置き厳禁の理由
水洗いのさいにもっとも避けたいのが「つけ置き洗い」と「柄(持ち手)部分の浸水」です。
ブラシの柄や毛を固定している内部の金具には接着剤が使用されており、水や洗浄液に長時間浸けておくと接着剤がゆるんだり柄が劣化して、毛が抜け落ちる要因になることがあります。
中性洗剤で洗うときは、かならず毛先を中心に洗うようにしましょう。
長持ちさせるための乾燥方法(横置き干し)
洗浄後の乾かし方も、ブラシの状態を左右する重要なポイントです。
- 縦に立てて乾かすのは避ける:毛先を上にして立てかけて乾かすと、残った水分が重力で毛の根元や柄の内部へ流れこみ、接着剤の劣化やカビの原因になることがあります。
- 横向き(平置き)で乾かす:タオルやキッチンペーパーの上にブラシを寝かせて並べ、毛先が台の端から少し飛び出すように置くと、通気性が保たれ毛の形も崩れにくくなります。
- 直射日光やドライヤーの熱を避ける:熱風や強い紫外線は毛を傷める原因になりやすいため、風通しの良い日陰での自然乾燥がオススメです。
メイクスポンジ・パフの洗い方とお手入れ


メイクブラシだけでなく、ファンデーションやフェイスパウダーの塗布に使うメイクスポンジやパフも、汚れが溜まりやすいアイテムです。
メイクスポンジやパフなどを洗う頻度の目安と洗い方
スポンジやパフ・チップは、使用するたびに皮脂や汗・ファンデーションの油分を直接吸収します。
密閉されたポーチや湿った環境で放置すると雑菌が繁殖しやすい状態になりやすいため、理想的には「使用するたび」、あるいは「最低でも週に1回」の頻度での洗浄が推奨されています。
乾いた状態(または軽くぬらした状態)で洗剤をつける
乾いたスポンジに直接中性洗剤や専用のクレンザーをつけると、油分汚れが浮きやすくなります。
指の腹で優しくもみ込む
爪を立てないように注意しながら、指の腹を使って中心から外側へ押し出すように優しくもみ洗いします。
ぬるま湯で押し洗いとすすぎをくり返す
洗面器にぬるま湯を張り、スポンジなどをふくませて優しく押し洗いします。
汚れが出たらお湯を替え、濁りがなくなるまでていねいにすすぎます。
しっかり水気をしぼり、乾燥させる
両手で包みこむように優しく水分をしぼり、キッチンペーパーやタオルで挟んで水分を吸い取った後、風通しの良い日陰で十分に自然乾燥させます。
よくある質問|ブラシ・スポンジの買い替え時期の目安
どれだけていねいにお手入れをしていても、メイク道具は消耗品であるため劣化は避けられません。
以下のようなサインが見られた場合は、新しいものへの買い替えを検討するタイミングです。
硬くなったメイクブラシや劣化したスポンジ・パフなどを使い続けると、肌への負担が増える可能性があります。
定期的に状態を確認し、必要に応じて新しいものに交換することをオススメします。
まとめ|日常の拭き取りと定期的な水洗いで、無理なく清潔さをキープ


メイクブラシやスポンジのお手入れは、「毎日水洗いをする」必要はありません。
- 日常のお手入れは「ブラシクレンザー」を使った拭き取りで手軽に
- 数週間に一度は、中性洗剤とぬるま湯を使った「ディープ洗浄」で汚れをしっかり洗い流す
- 洗った後は「横向きに寝かして」乾かす
この洗い方を習慣として取り入れることで、無理なく続けられる形でメイクブラシやパフ・スポンジを清潔な状態にすることができます。
今日のお手入れから、少しずつ取り入れてみてください。

